一昨日と昨日の2日間(6/18-19)、仕事で北アルプスの双六岳へ登ってきた。
何で残雪の多いこの時期に?と誰しもが思うが、今行かなくてはならないというのだから仕方ない。
しかも、事前に小屋に問い合わせたところ、残雪の量は例年より多めと聞いた。残雪期の北アルプスには登ったことがないため、山岳ガイドに伴われての山行となった。
コースは、新穂高から小池新道を登る道。そう、昨年秋に母親と歩いたコースだ。あの時は母の体調が悪くなったため、当初予定した双六小屋泊を諦め、鏡平小屋泊に変更した。まさかこんなに早く、同じ道を再訪することになろうとは。もっとも、今回は残雪期、前回とはだいぶ様相が異なっていた。目的地へ早く到達するため、夏道は荒廃となっている雪渓を登り詰めることになり、鏡平は経由しなかった。すでに今シーズンの営業を始めている双六小屋に泊まっての1泊2日の行程となった。
1日目の仕事が終わった後、双六小屋から槍ヶ岳方面へ少し登ったピークである樅沢岳へ行く時間があった。そこから見た風景をいくつかご紹介する。
E-1 /ZUIKO Digital 14-54/2.8-3.5
槍・穂高連峰。樅沢岳頂上へ着いたときはガスに覆われて見えなかったが、しばらく待っているとこのように姿を見せてくれた。
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裏銀座方面。左から三俣蓮華岳、奥へ行って薬師岳、祖父岳、鷲羽岳。裏銀座の山々をこのように間近に眺めたのは、初めてのこと。
E-1 /ZUIKO Digital 14-54/2.8-3.5
鷲羽岳のアップ。鷲が羽を広げているように見えることからその名がついたといわれるが、残雪期の今、なるほどという感じ。
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雷鳥のつがいにも出会った。笠ヶ岳を眺める?雄の後ろ姿。
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右のピークが双六岳頂上。ボリュームのある大きな山だ。山スキーはさぞかし楽しいだろう。ちなみに、今回頂上は踏まなかった。
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上空には雲が流れ、空もようはめまぐるしく変わった。誰もいない山頂で絶景を味わうことができ、とても満足。
[Mt. Sugoroku, HIDA, on June 18, 2008]